古着ビジネスを12年間続けてきて、改めて感じることがあります。
それは「もし古着販売だけに依存していたら、とっくに廃業していただろう」ということです。
ビジネスを始める時、多くの人は「絶対うまくいく」と信じてスタートします。
もし最初から「失敗するかもしれない」と考えていたら、そもそも始められないはずです。
ですが、知識も経験もゼロの状態から未知の世界を切り開いていくのは、冷静に考えれば無謀とも言えます。
成功の根拠なんて、最初はどこにもないのです。
私が古着販売を始めた2013年当時は、まだメルカリは存在せず、ヤフオクが主流でした。
しかし、すでに全盛期は過ぎ去り、オークション形式もほとんど盛り上がらなくなっていました。
その後、メルカリの登場によってヤフオクの存在感は一気に薄れ、今では「古着=メルカリ」というイメージが強くなっています。
このように、時代やプラットフォームは常に移り変わります。
そして私たちのような普通のセラーは、その変化に振り回されてしまいがちです。
気がつけば「売上を維持するために働き続けなければならないラットレース」に陥ってしまうのです。
では「別のビジネスをやればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし現実はそう甘くありません。
新品商品販売はすでにライバルだらけ。
商品を一から開発するには膨大な資金と時間が必要で、成功する保証もありません。
サービスや情報ビジネスも魅力的に見えますが、自分の知識やスキルを「商品化」して「売れる形」にするのは相当難しい。
さらに飲食店などの実店舗は、開業資金だけで2,000万〜3,000万円ほど必要です。
味に自信があっても、集客やリピーター獲得ができなければ、数年以内に廃業してしまうケースも少なくありません。
つまり――
世の中にあるどんなビジネスも、「誰でも簡単に、楽に成功できる」ものは存在しないのです。
SNSでよく見かける、ロレックスを輝かせフェラーリを乗り回す成功者たちも、ビジネス単体で成功したわけではありません。
必ず「レバレッジ」をかけて資産を増やしているのです。
大切なのは「お金持ちがお金持ちになる仕組みが世の中には存在する」という事実を知ること。
そして私が実践している方法なら、特別な才能や学歴がなくても挑戦できます。
普通の人でも上位3%に入れる可能性が十分にある仕組みなのです。
だからこそ「古着ビジネスにレバレッジをかける」という考え方を知った時、その凄さに心から納得しました。
結論を言うと――
ビジネスは「頑張らない」。
頑張り続けるのではなく、ビジネスを基盤にした「仕組み」を作ること。
それこそが、最短で確実に成果を出す唯一の方法なのです。
ビジネスは頑張るのではなく、仕組みを作るもの。
私が12年間の古着ビジネスで試行錯誤し、ようやく見つけた答えをまとめています。

