思いがけない試練
古着ビジネスを始めてから7年が経ち、少しずつ売上も安定し、リズムも掴みだしてきた頃。
私たちに、誰も予想しなかった大きな試練がやってきました。
コロナの流行です。
「古着=人の菌がついている」という印象から、売上は半分以下に落ち込みました。
外出を控える人が増え、そもそも洋服を買う人自体が減ってしまったのです。
出品しても全く売れず、通知も鳴らない。
「いよいよダメかもしれない」
そう思うと、胸が締めつけられました。
周りの店がどんどん消えていった
その頃、飲食業や小売業が次々と閉店していくのを目の当たりにしました。
古着屋も例外ではありません。
知り合いのお店が畳まれるたびに、「うちももう無理かもしれない」と不安に押しつぶされそうになりました。
それでも、私たちは踏ん張ることができました。
古着ならではの強み
なぜ続けられたのか。もちろんコロナ融資にも助けられましたが、それだけではなく、古着そのものに、他にはない強さがあったからです。
- 仕入れが安いから、利益率が高い
- 洋服は腐らないから、在庫リスクが少ない
- 小さくて軽いから、送料が安い
- 同じ商品が存在しないから、価格競争に巻き込まれにくい
多少寝かせても価値が下がらず、むしろ一期一会で出会った人が「今欲しい!」というタイミングで売れていくのです。
だから私たちは、どんな状況でも「続けられる」。
これが古着ビジネスの最大の強みだと、身をもって実感しました。
継続はチカラなり
気づけば古着を始めて12年。
正直、順風満帆だったことは一度もありません。
不安も苦労も山ほどありました。
それでも続けてこられたのは、やっぱり最初に始めたビジネスが「古着」だったから。
どんなに苦しい時期も、古着だったから続けてこられたと実感しています。
ただ12年続けてみて、続けられることこそが古着ビジネスの最大の強み。
けれど、正直に言うと「古着だから続けられた」だけではありません。
もうひとつ、私たちが12年間ビジネスを続けてこられた大きな理由があります。
それは――ある日、ある人から言われたひとことでした。
